シネマデプト友楽の跡地売却の条件。

 ここが、閉館になったのは、2010年1月で、83年だか続いた映画館が閉館となった。
 新しくなってからは、多分、両手で数えるくらいしか行っていないと思う。ここは、設備は良かったのだが、近鉄でいくと、それだけで、往復500円近くかかるし、バイクを止める利便もよくなかったし。割引価格のレートショーでは、帰りの電車がなくなる恐れもあった。
 上映するのも、いわゆるボリュームゾーン的な配給のものが多かったので、郊外のシネコンと差はあまりなかった。ということで、私の近場の映画館は、当時から、割引が多くて駐車場の問題のない20キロ先のMovix橿原になってたのだが。

 その跡地には、なんとマンションの建設が計画されているそうである。三条通は、もとから、PAで放送を流している商店街で、あれをやっているかぎり、一銭も落とさないつもりだが、それでも、あの友楽の跡地が、マンションでは、商店街も、ますます寂れる一方だろう。

 そもそも、映画館でいえば、伊勢進富座とか、京都みなみ会館とかみていると、やりようはいかにでもあったと思うが。どっちの映画館も、友楽にくらべれば、設備は遥にボロだけど、それでも、ムービーゴーアーを引っ張ってくる力がある。お金をかける方向が間違っていたんじゃないだろうか。

 次に、誰か映画館経営やる人が出てくるのかわからないが、やるとしたら、以下の点は、はずしてはならない点だろう。

  1. いたづらに、規模はおわない。大手資本のシネコンとまともに戦わない
  2. 独自性のある作品選択
  3. ユーザー目線に立った低価格。USでは、3ドルのシアターだってあるのだ
  4. 自転車、二輪のための駐輪設備。

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