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評点(5点満点):4half_star
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 WWI開戦前後の、独、仏、英、露の主に軍の内幕を描いたノンフィクション。従って、サラエボの事件のことなどは、触れられていない。それぞれの開戦前の軍事戦略、開戦前後の事情、そして、マルヌ会戦で、改訂版シュリーフェン・プランによるフランス陸軍の撃滅による西部戦線での勝利、という目論見が崩れる手前までを、生々しく描いている。

 さすがに、ピュリッツァー賞をとっただけのことはあって、生き生きとした描写である。WWIの歴史に興味のある人にとっては、必読の一冊ではなかろうか。

 私は、Kindle本を買ったが、あいかわらず、地図などは、見にくい。

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