英語題名:The Best OfferTBO_Italy_600x857
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
上映時間:124分
評点(5点満点):4star


キャスト






俳優役柄
バジル・オールドマンジェフェリー・ラッシュ美術鑑定の世界の第一人者。成功しているが、独身。
クレア・イベットソンシルビア・フークス両親の残した遺産を処分したいとオールドマンに鑑定を依頼するが
ロバートジム・スタージェスオールドマンの信頼する機械修理職人。オールドマンの恋愛相談の指南をするが
ビリードナルド・サザーランド画家崩れで、いまでは、オークションでオールドマンの悪事の片棒をかつぐ

ストーリーの前フリ
 バジル・オールドマンは、高名の鑑定人で、鑑定依頼が世界中から、ひきもきらないが、独身の彼には、ひとつだけ、変な趣味があった。というのは、女性の肖像画のコレクションを秘かにしていて、その為には、真作を贋作などと鑑定結果をまげるなどしていたのだった。そして、溜め込んだ肖像画を厳重にロックされた秘密の一室の壁にかけて、眺めるのが、彼の唯一の楽しみであった。ある日、電話で鑑定依頼をうけて、両親の遺品をみてくれということで、ローマ郊外の屋敷を尋ねるが、依頼人はあらわれず、彼は雨中を40分も待ちぼうけを喰わされたのだった。怒り心頭だったが、改めて電話で謝られて、再び、屋敷に赴くと、またも依頼人はでてこず、屋敷の管理人が案内するという。。。。。

コメント
 鑑定人のおじさん、おじさんの相談にのるメカ・マニア、広場恐怖症だという依頼人の美女。鑑定人のおじさんの共犯で、鑑定人の私的コレクションを助けるために不正に加担する画家崩れの男。いずれも、一癖もふた癖もある人々が、からみあって行き着く先は。。。。。なかなか、いいんじゃないでしょうか。キャストが秀逸。うそ臭さが感じられない所がよろしい。この映画は、イタリア映画なんだけれど、セリフは、すべて英語。町も、ローマだと思うのだが、それという表示はなかった。

結論
 これをミステリーというのでしょうか。つまるところ、旨い話には裏があるという話ですが。終了10分前に終わっていれば、セリーヌ・ディオンとマネージャーの話みたいに、ラブストーリーで、二人は、末永く睦まじく暮らしましたとさ、で、ハッピーエンドなんだけれど。

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