思い起こせば、おかしな前兆は、2月中頃からあった。
それまでは、いつも寝る前に、スープ系のウェットフードを温めて出してやるのだが、それを2階からおりてきて、飼い主が支度するのを見るのが趣味だったが、それが、2月中頃よりなくなった。そもそも、1階へ、ほとんど降りなくなった。
 次に、耳垢の溜まるのがひどかったのだが、これも2月のいつごろからか、さっぱり溜まらなくなった。
 そして、3月の第1週に、体重を測った時、6.3kgだった。ほんらい、6.5-6.8kg前後を目標としているにしては、少なすぎた・
 で、いよいよ異変に気づいたのは、3/9ごろで、餌の食べ様がおかしい。いつもは、一気食いなのに、残す。ということで、急遽、別の猫で予定していた健康診断を、振り替えて、猫を病院に連れていったのだった。
それが、3/13の事。血液検査では、白血球値のみが、正常値上限をわずかに越える。この時、体重は、5.95kg。で、なんらかの感染症か炎症ということしか、わからず。で、抗菌剤エンロクリアを処方してもらって、様子をみることに。
 3/17ごろからは、シリンジによる強制給餌も始めるが、食欲不振は、続き、体重が落ち続ける。
 たまらず、検査機器の整った高度医療の出来る病院を紹介してもらって、そこに連れていったのが、3/26。血液検査は、白血球値が過大の異常値。FPLIも陽性。腹部エコー診断では、肝臓に黒い陰影。この時、体重は、5.38kg。
 そこで、どうするか、ということになったが、内視鏡検査で、黒い陰影の確認と対処。生検の為、サンプルをとる。これの為に、入院を決意。
手術は、3/28で、肝臓にあった黒い陰影は水で、腹腔鏡手術で吸出し。
 手術の際に、後ろ足に、軽度のリューマチ関節炎らしき症状も、みつかった。
 退院後は、炎症抑止として、プレド二ゾロンというステロイド剤の投与が始まる。3/30の退院時には、既に手術かステロイドの効果が劇的に効いていて、猫は、キャリーケースの中でも、立つ位だ。食欲もばっちり回復した。元気になったが、体重は落ちていて、5.18kg。
 総合的な判断としては、胆管炎または膵炎であろうとのこと。炎症の原因が、自己免疫障害なのか、なんらかの異物、細菌感染、ウィルス性感染なのかは、不明。生検では、腫瘍はみつからず。だが、細菌感染にしては、抗生物質投与は効いていなかった。後ろ脚に軽度のリューマチ関節炎らしき症状がみうけられたので、免疫性の問題か。
 それで、ステロイドの減量投与を続けていくのだが、それで様子をみるという。無事に、ステロイドを切っても、異常なしなら、一件落着。ステロイドを減らしていって、様子が悪くなるようなら、まだ、安全圏ではないということ。
 この猫の入院と手術で、中古のCBR750を買ったくらいの費用がかかってしまった。でも、猫の命は、プライスレスなので、しょうがない。
 4/14に、動物病院で体重測定したが、5.30kg。体重が落ちる時のスピードは早かったが、戻る方は、そんな按配では戻らない。猫は、もっと食べたいようであるが、医者からは、餌は増量しないように、と釘を刺されている。
 私は、私の体重を落としたいが、なかなか落ちない。

PS
 4/21に、動物病院の計量で、5.45kg。体重が落ちるときには、1日80g程のスピードで落ちてたのだが、、戻るのは、そんな按配にはいかない。

(この記事は、”自己免疫疾患?”という記事を改題し、加筆修正したものです。)