監督:原田眞人
脚本:原田眞人
原作:半藤一利
上映時間:2時間強
評点:4star

キャスト
  • 役所広司
  • 山崎努
  • 堤真二
ストーリー
 1945年4月の鈴木貫太郎内閣発足から、8/15に至るまで。

コメント
 今年、劇場で見る最初の日本映画。有名な半藤一利の原作を映画化したものだが、映画の時間軸は、1945年の4月から8月15日までと、原作とは、趣が大分異なる。原作本は、8/14から物語は始まる。海外への配信も考慮してか、クレジットは、英語表記が併記されていたが、この映画は、外国人に理解できるのだろうか、と思う。特に、阿南の自決の件など。山崎努の鈴木貫太郎は、あまり似てなかった。東條をやったひとは、本物に似ていた。阿南も、残る写真からみると、似てない。本木の昭和天皇は、いいほうだと思う。8/6以降、いよいよ事態は急を告げるのだが、その重圧感、緊迫感が、上手く演出出来ているとは言えないと思う。原作では、別に、阿南は主役ではないのだが、この映画では、阿南(役所広司)が主役。

結論
 これは、1960年代に既に映画化されているのだが、そちらも、見たかは記憶がない。この映画も、今の若い人や外国人に理解されるのか、そのへんが、いささか不安であるが、見てもらいたい映画だとは思う。

2015年劇場視聴#13@大和郡山