iOSは、毎年、メジャーアップデートがあって、新設されたり、廃止されたりするAPIも、あるので、リリースしたappを、常にアップツーデートに保つのは、それなりに、コストのかかる話である。
 とはいえ、iOS8の時代までは、それなりに、メジャーどころは、がんばって、まともな線をキープしていたと思う。
 だが、iOS9の時代になってからは、いろいろ、ほころびもみえるようになってきた。以下は、iPad Air/iOS9.2での話。

1 産経新聞
 各タブの直下のページは、表示されるが、そこにあるリンクをたぐると、タイムアウトすることが非常に多い。ここは、iOS9直後に一度アップデートしたが、レビューで悪評サクサクでも、全然、アップデートしようとしない。これは、App Transport Securityの関連か?

2 会社四季報
 もとから、ランドスケープ専用PDF集のページめくり、みたいな雑な作りだったが、iOS9では、ポートレート・ランドスケープの変換がおきると、画面のサイズがただしく認識できないようで、下のメニューバーの表示が見えなくなる。そうすると検索も使えないので、ページ送りしか使えないクズソフトとなる。解決策は、マルチタスクUIで、このタスクを成仏させないといけない。東洋経済は、よその会社をあれこれ評論する会社だが、穴があったら入って、二度と出てこなくていいんじゃないだろうか。

3 Livedoor Blog
iOS8までは、問題は少なかったが、iOS9では、凍ることが多い。特に、一旦、別のソフトにいったあとで、フォアグラウンドに戻した場合は、凍っている事が多い。

4 Kadokawa Movie Walker
 このソフトも、一旦、Safariに行って戻って、バックグラウンドから、フォアグラウンドにうつすと、必ず、凍っている。

5 AppStore
購入済Appのiconリスト表示で、iconが表示されないことがある。こういうミスは、これまでなかったことである。

6 Calc 2.0
立ち上がらない

7 Al Jazeera
インターネットにつながっていません、という表示を出すソフトになった。

 などなど。
 一方で、割り切った作りのAppは、問題が少ないような。もちろん、Huff PostとかBBCなどは、高機能だが、破綻が少ない。

 WWDCで、あるAppleのエンジニアは、個人的な見解と断った上で、App設計で新OSと旧OSの両立を計るのは、完全な時間の浪費で、新OSのみに対応すべきだと、言っていたけど、それでも、毎年、メジャーアップデートは、やり過ぎなんじゃなかろうか。だいたい、OSのアップデートにともなって、Appのアップデートやっても、App開発者にとっては一文にもならないのだし。

 噂では、今度は、小型のiPhoneが出るというのだが、また、新規のApp解像度が出るんだろうか。いまでも、Auto Layoutがあるとはいえ、全機種対応は、かなり手間暇のかかる作業なんだが。。。。