Civ4でもあったが、Civ5でも早期攻勢(Early Aggression)は、ある。
Early Aggressionについては、Marbozirという人が、Youtubeにビデオを上げているので、参考になる。要約すると、
  1. 防衛しやすい地形に都市を建てよ
  2. 技術開発ではComposite Bowmanを作れるConstructionを目指せ
  3. 同盟の都市国家を、攻撃予想進路の近辺に持つ
  4. 攻撃的な隣人の都市の近くに都市を建てない
  5. 一緒に戦ってくれる国を探す


 だ。だが、首都を立てる時は、あまり選択の幅がないので、どこを選んでも、防衛に難しい地形のことは、よくあることだ。そして、首都を落とされるようでは、大抵の場合、ゲーム・オーバーだ。

 で、私の感じることを、書いてみると。

I 誰が隣人なのかが重要
 Early Aggressionは、普通、遠隔地からではなく、隣人から来る。(Civ4では、遠隔地から高層スタックが来ることがありましたが)それでは、誰が危険かというと、Shaka, Attila, Bluetooth,信長,Ashurbanipal,Augustus,Alexander,Montezuma,Didoくらいだろう。なかでも、とびきり危険なのは、ShakaとAttilaだろう。
 もし、首都を建てたあとでのスカウトの偵察行で、近くに、ShakaやAttilaの都市を見つけた場合は、遠くない将来に、大軍で来襲してくるのは確実なので、Wonderの建設にいそしむどころではなくて、早めに準備しないといけない。

II それなりの規模の陸軍が必要
 InfoAddictを使うなら、軍事力のおおよその比較は出来る。InfoAddictを使わない場合は、Demographicで、自分が、軍事力で、どのあたりかは、わかる。危険な隣人がいる場合は、軍事力のランキングで最下位にいる、という選択はない。

III 防衛が難しい地形では、FortかCitadelを使う
 Marbozirが言うように、都市は、防衛しやすい地形に建てるのがよい。しかし、そうできない場合もある。山、湖、森がほとんどない地形など。
 その場合は、FortやCitadelを作るしかない。問題は、Fortを建てれるのは、Engineeringの技術が必要で、これは、かなりあとの時代の技術だ。だから、Attila対策には、ほとんど役に立たない。Citadelは、Great Generalが必要なので、社会政策としては、Honorを選ぶしかない。

IV 隣人がAttilaの場合
 Attilaが怖いのは、Ancient Eraに調達できるBattering Ram(破城槌)の都市に対する攻撃力が強いから。Battering Ramは、Cover Iの昇進付きで、大抵の場合、Barrackで作るとCover IIもついてたりするので、大抵の遠隔ユニットの攻撃には、よく耐える。
 都市の戦闘力が、25以下の場合は、複数のBattering Ramに2ターンも殴られると、都市は、簡単に陥落してしまう。10前後だと、1ターンで陥落してしまう。
 だから、Battering Ram対策の基本は、これを、都市に近づけない、という事になるが、Archer,Composite Bowmanなどの遠隔ユニットだけでは、なかなか殺せないので、Spearman Swordmanなども、併用する事が絶対必要。
 高難易度(Immortal or Diety)、防衛に適した地形でなく、Attilaのターゲットが自分で有りそう、Ancient Era(太古) or Classic Era(古代)なら、Composite BowmanとCitadelが必要。で、そういう時代に、Citadelを造れるGreat General を得る方法は、HonorのWarrior Codeか、Libertyの全通しかない。だが、そういう切迫した状態で、高難易度では、Liberty全通する前に、Attilaが攻めてくるだろう。

 Battering Ramの威力が時代遅れになるのは、Medieval Eraで、このころまでに、大国になっていないと、AttilaのAIは、ぱっとしないことが多い。というのも、大量の軍事ユニットの維持費とアップグレード費用が、経済の重荷になっていて、科学・文化の進歩が遅い。



主な攻城兵器の比較







兵器文明戦闘力攻城時ボーナス昇進必要な技術
Battering RamThe Hun10300%Cover IBronze Working
Siege TowerAssyria12200%Cover I,SapperMathematics
BallistaRome10(r)200%Mathematics
CatapultN/A8(r)200%Mathematics
TrebuchetN/A14(r)200%Physics


V 隣人がShakaの場合
 Shakaが怖いのは、Meleeユニットの維持費用が半額になるので、大軍の維持が可能なのと、Ikandaで、Meleeユニットに、独自の昇進がつき、戦闘による昇進も速い。それでもって、Shakaは、戦争ばかりしているので、軍事ユニットは経験値が高いベテランが多いので、なおさら扱いにくい。
 Shakaが、Impiを持つ頃には、それこそ、野山を埋めて(Carpet of Doom)、ぞろぞろと攻めてくる。
 山や湖などがあり、防衛しやすい地形なら、問題はないが、そういった遮蔽物がないところでは、FortやCitadelを使うしかない。なにも防御効果がない地形で、2ユニット以上のImpiに殴られると、Crossbowman,Long Swordman以前のユニットは、大抵1ターンで死んでしまう。
 また、Impiは、普通のCover II相当に近い昇進がついていることが多いので、Composite Bowmanの射撃程度では、なかなか殺せない。平和的発展に勤しんでいた国のSpearman,Pikeman,Swordmanでは、だいたい、刃が立たないことが多い。
 Impiをまともに、叩く事ができるのは、Crossbowman, Musketman, Cannonになってから。
 だから、Crossbowmanが、とれるMachinaryを目指して技術開発しないといけない。海岸都市なら、Galleassも手配する事が必要。
 Shakaの脅威は、Medieval EraとRenaissance EraのImpiが強い頃。この時期に、Shakaが、World Wonderを沢山持つ国を攻め滅ぼして、巨大化することがある。そうでない場合は、Impiのアップデート先は、300ゴールド必要なRiflemanなので、経済が順調でないと、敵のMusketman相手に苦戦することになる。