それで、ハンガーピンが抜けて、パッドがはずせれば、次の難関は、ピストンの引きぬきである。
固着しかかっているピストンだから、簡単には、外れない。だいたい、定石としては
くらいだ。私の場合、ハンガーピンが、簡単にはずれなかったので、まず、キャリパーをブレーキ系統からはずしたので、再度、エア抜きなどして元に戻さない限り、1の手は使えない、3のツールは、CBR750のピストンは、写真のような形で、入り口が狭いものなので、使えない、
ヘッドカバー付きのピストン
カバーを取ると
ヘッドカバー付きピストンにつかえないハンド・ツール
そこで、やむを得ず、今回、安いエア・コンプレッサーを買った。といっても、ホビースト向けのオイルレス・タンク10Lクラスのもの。だが、タンクが10Lというのは、ぎりぎりレベルで、保管場所や財布に余裕が有る人は、20L以上をお勧めしたい。というのも、圧力がさがると、ポンプが動作して、タンクにエアを再充填するのだが、その間、仕事はお休みとなるので。
コンプレッサーを使えば楽勝か、というとそうでもない。というのは、エアを注入するのだが、エアは、隙間から漏れる。で、エアを掛ける時のコツは、できるだけ、エア漏れしない接続をするということだ。ところが、ブレーキ系統の配管とエアツールの配管は、あわないから、手で押さえているくらいだと、エアは、必ず漏れる。
それでも、右は、グリスを、エア掛ける所に塗って、何とか出せた。
だが、左は、その程度では、抜けなかった。
youtubeでは、隙間をうめるのに、エア・ガンにタオルを巻いてやっていたが、それでも、抜けない。
あるサイトでは、キャリパを水に突っ込んで、沸騰するまで、煮立てるというのがあったので、それもやってみたが、だめであった。
そこで、最後の手を使うことにした。その手とは、今回、Fブレーキラインも交換するため、SWAGE-LINEの車種対応ホースセットも買っているのだが、このうちのホースとバンジョーなどを使って、マスターシリンダーとキャリパーをつないで、ブレーキ液を充填して、油圧で抜くという方法。
エア抜きは、得意技ではないのだが、今回は、30分程度で、ピストンは、2本とも抜けた。CBR750のピストンは、キャリパー側の口が、かなり閉じていて、本来なら、T字のボルトなどをひっかけて、プーラーが簡単に出来そうなものであるが、そういうプーラーはない。
結論から言えば、急がば回れで、最初から油圧を使ったほうがよい。中には、水道水でやる人もいるみたいだが、本番に使うラインなら、水が残る可能性があるのでやらない方がいいだろう。また、固着したNissinキャリパーは、強固にピストンを咥えているので、たとえピストンがオープンヘッドであってもハンドツールでは、簡単に抜けないと思う。あるウェブサイトでは、ハンドツールを推奨しているが、私は、推奨しない。だいたい、アストロとかストレートのそれらのツールも、立派な値段ついてるんだから。
推奨するのは、ベンチで、マスターシリンダーとホースで直結して、油圧だ。ベンチだと、キャリパーとマスターシリンダーのレイアウトは、自由に出来るので、エア抜きも簡単だ。ホースは、40-60cmくらいのものがいいだろう。いずれも、Yオクなどで、中古品が、安価に入手可能だ。
で、一番、高い山は、超えたが、それだけで、OHは、終わらないのであった。
Quote of today
I can not emphasize too strongly that any hand tool is powerless for hardtied caliper piston.
- 車体に付けて油圧をかける
- 車体から外してブレーキラインのネジ穴からエアをかける
- ピストンを引き出す専用プライアを使って、ごしごしこじりだす
くらいだ。私の場合、ハンガーピンが、簡単にはずれなかったので、まず、キャリパーをブレーキ系統からはずしたので、再度、エア抜きなどして元に戻さない限り、1の手は使えない、3のツールは、CBR750のピストンは、写真のような形で、入り口が狭いものなので、使えない、
ヘッドカバー付きのピストン
カバーを取ると
ヘッドカバー付きピストンにつかえないハンド・ツール
そこで、やむを得ず、今回、安いエア・コンプレッサーを買った。といっても、ホビースト向けのオイルレス・タンク10Lクラスのもの。だが、タンクが10Lというのは、ぎりぎりレベルで、保管場所や財布に余裕が有る人は、20L以上をお勧めしたい。というのも、圧力がさがると、ポンプが動作して、タンクにエアを再充填するのだが、その間、仕事はお休みとなるので。
コンプレッサーを使えば楽勝か、というとそうでもない。というのは、エアを注入するのだが、エアは、隙間から漏れる。で、エアを掛ける時のコツは、できるだけ、エア漏れしない接続をするということだ。ところが、ブレーキ系統の配管とエアツールの配管は、あわないから、手で押さえているくらいだと、エアは、必ず漏れる。
それでも、右は、グリスを、エア掛ける所に塗って、何とか出せた。
だが、左は、その程度では、抜けなかった。
youtubeでは、隙間をうめるのに、エア・ガンにタオルを巻いてやっていたが、それでも、抜けない。
あるサイトでは、キャリパを水に突っ込んで、沸騰するまで、煮立てるというのがあったので、それもやってみたが、だめであった。
そこで、最後の手を使うことにした。その手とは、今回、Fブレーキラインも交換するため、SWAGE-LINEの車種対応ホースセットも買っているのだが、このうちのホースとバンジョーなどを使って、マスターシリンダーとキャリパーをつないで、ブレーキ液を充填して、油圧で抜くという方法。
エア抜きは、得意技ではないのだが、今回は、30分程度で、ピストンは、2本とも抜けた。CBR750のピストンは、キャリパー側の口が、かなり閉じていて、本来なら、T字のボルトなどをひっかけて、プーラーが簡単に出来そうなものであるが、そういうプーラーはない。
結論から言えば、急がば回れで、最初から油圧を使ったほうがよい。中には、水道水でやる人もいるみたいだが、本番に使うラインなら、水が残る可能性があるのでやらない方がいいだろう。また、固着したNissinキャリパーは、強固にピストンを咥えているので、たとえピストンがオープンヘッドであってもハンドツールでは、簡単に抜けないと思う。あるウェブサイトでは、ハンドツールを推奨しているが、私は、推奨しない。だいたい、アストロとかストレートのそれらのツールも、立派な値段ついてるんだから。
推奨するのは、ベンチで、マスターシリンダーとホースで直結して、油圧だ。ベンチだと、キャリパーとマスターシリンダーのレイアウトは、自由に出来るので、エア抜きも簡単だ。ホースは、40-60cmくらいのものがいいだろう。いずれも、Yオクなどで、中古品が、安価に入手可能だ。
で、一番、高い山は、超えたが、それだけで、OHは、終わらないのであった。
Quote of today
I can not emphasize too strongly that any hand tool is powerless for hardtied caliper piston.
General Heridesbeemer
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