NX650のFホイールの動きも、引きずりのせいで渋いので、CBR750のブレーキは、FキャリパーのOHだけやって、稼働状態にしてから、NX650に着手したのであった。全車不動にするわけには、いかないから。
ハンガーピン・プラグ
 こちらは、すでに、経験値を積んでいるので、ハンガーピン・プラグは、問題なく、ストレートのショックドライバーで外せた。

ピストン
 ピストンは、車体のブレーキ系統で、一方は、はずせたが、もうひとつは、あと一息のところで、マスターシリンダーがだめになって、レバーのブーツの所から、液が出だしたので、中止となった。
 しょうがないので、抜けたピストンをはめ込んで、エアーを掛けたりしたが、ぬけない。
 本当なら、両方バンジョーのホースがあれば、別機種用の余っているマスターシリンダーはあるので、ベンチ・ブリーディングで、油圧で抜けるはずなんだが、そういうホースは、今、手持ちにない。NX650の交換用メッシュホースは、既に、香港に手配済だが、これは、来着予定は、12月中旬である。
 そこで、しょうがないので、Yオクで、短い両方、バンジョーがついている短いホースを落札した。

 で、到着した中古ホースと別機種のマスターシリンダーをつないで、ベンチ・ブリーディングして、油圧で、ピストンは、2つとも抜けた。手こずった方は、シールが一部崩壊していて、状態は、悪かった。

DSC00799左は掃除していないシリンダ。右は、先に掃除したシリンダ
 全般的に、シリンダー、ピストン共に、状態は、CBR750より悪いが、再使用できる範囲。
ついてたパッドは、Nissinのマークのある純正品だが、新車装着品にしては、走行距離と見合わせると、パッド残がありすぎだが、記録をみるかぎり、交換歴はないので、新車装着品なのだろう。

シール溝の掃除
 シール溝には、いっぱい、堆積物が溜まっていた。シールがそのせいで、せり出されて、片方は、部分的に、崩落していた。で、こういうしつこいのは、スケーラーでも使わないとどーしよーもないが、香港へ発注済のスケーラーは、そろそろ着いても不思議ではない頃合いだが、まだ来着していないし、ここだけ、進んでも、本番用のメッシュホースと、マスタシリンダーのOHが出来ないと、どうせ動かないので、シール溝の掃除は、後回しにして、マスターシリンダーに転戦することにした。