奈良の映画館の作品選択は、幅がない。というのも、メンツが、メンツだけに、普通のシネコンばかりなので、流れるのは、ハリウッドのプロモに金かけた作品か、日本の受け線狙いのものばっかりだ。だから、どこもおなじようなものしか、やっていない。日経新聞金曜夕刊には、映画批評コーナーがあるが、そこで大書される映画などは、大抵、シネ・リーブル梅田とか、ステーションシネマ梅田とか大阪市内でしか上映がない。
だが、AmazonのThe Man in the High Castleなんかをみると、もーほんとに、ああいう作品選択しかできない映画館は、サーベル・タイガーみたいに、そのうち、絶滅してしまうんじゃ、なかろうかと思う。
 なにしろ、わざわざ、でかけなくても、自宅で、くつろいで、プロジェクターなどを使えば、大画面で、音響システムがそれなりなら、映画館にちかい環境が手に入るんだから。しかも、作品選択は、PC操作だけで出来るんだし、二度と映画館でかかる見込みない作品だって、チョイスできるんだし。
 ということで、シネコンやってる会社も、もー少し、多様性を出すような作品選択を考えないと、また、いつかたどった道をたどることになるんじゃ、なかろうか…