中距離弾道ミサイルテスト、金正男暗殺事件と最近、北朝鮮が、再びクローズアップされてきた。
就任前は、バーガーでも食べながら、金正恩と会談したいと呑気なことを言っていたトランプ大統領も、トーンが変わってきた。
 思えば、オバマ政権の戦略的忍耐の8年は、何も起きて欲しくない、劇的な変化は望まない、という大衆の願望に沿ったものだったが、要するに、無策だったわけだ。(だから、トランプの前の政権から引き継いだのは、messだ、という言明は、この点に関して言えば、正しい。)
 先程の、ミサイルテストでは、cold launch、固体燃料、発射台車両の改善、と従来の技術レベルとは一線を画するもので、たしかに、金正恩は、喜んだことであろう。SLBM用の潜水艦も建造中であるという。They are advancing!

 北朝鮮が姿勢を変えるまで、国連安保理決議の経済制裁で締め上げる、という国際社会の対応、ミサイル防衛を整備する、と取り繕う日本の現政権や、実戦能力のある弾道ミサイルの射程距離が西海岸を捉えない限り、というUSの想いは、通用しなくなるのは、あと、3年もあれば、十分だろう。

 平和ボケしている日本では、東京に核弾頭かBC弾頭をつんだミサイルが落ちて、数百万人が死ぬことにならない限り、核武装とはならないようであるが、残念なことである。
 北のミサイルが降ってくる可能性が一番高いのは、民族同胞が住んいる南朝鮮でも、凄まじい報復を受けることが必然の中国やUSでもなくて、言葉の反撃しか返ってこない事が確実な日本なんだから。(US西海岸が射程に入っている状態でUSが核報復するかは、はなはだ疑問だ。日本の首相は、信じているらしいが。)

 というわけで、3年もすれば、東京、大阪、名古屋、福岡に住むのは、無保険で自動車運転するくらいのリスクある行為ということになるのではないだろうか。
 日本が、核かBCで、攻撃されたら、UN-SCは、北朝鮮を国連から追放して、国連憲章7章に基づく北朝鮮への武力行使(当然、核攻撃が含まれる)を、決議できるんだろうか? 決議できたとしても、日本にとっては、既に手遅れだが。。。。