去年の9月の代表選にはじまった道のりは、7月28日に、辞任というひとつの道標にたどりついた。
おもえば、去年の代表選のころから、二重国籍問題はついてまわった。なによりいけないのは、説明に嘘が多かったことである。で、去年の9月に指摘されるまで、台湾国籍があることも、国籍選択宣言をしないまま国籍法違反状態であったことも、知らなかった、という説明をあらためて、7/18にしたのだが、それを信じろっていうのは、安倍首相が、今年の1/20まで、加形学園が今治の事業者であることを知らなかった、ということくらい信じがたい。そんなことで、父親の遺産処理などできるはずもないし。
 この11ヶ月は、民進党にとっては、右肩下がりの一方で、大変な損失だった。各種選挙で、代表のおかげで、どれだけ票が逃げていったことか。もはや、つぎの代表が誰であっても、建てなおすのは、難しそうな。
 そもそも、去年の代表選の途中で、二重国籍問題が発覚した時に、辞退していればよかったと思う。分不相応の役を引き受けることで、みずからの政治家としての将来を、大幅に毀損してしまったのでは、なかろうか。