Arch Linuxは、installerのfelizを使えば、インストールは比較的簡単だし、いい感じではあった。
しかし、Thinkpad固有キーが効かない。Bluetoothの設定が必要など、問題もあった。

 そこで、Antergosをやって見たのだが。もちろん、これは、自分でインストーラーを持っているので、サードパーティのインストーラーは必要ない。

いいところ
G1 一枚のisoファイルに、KDE,Gnome,MATE,xfceなどが全部乗っているので、インストール時に、一つを選べる。複数は選べない。
G2 Thinkpadの固有キーも最初から効く
G3 WiFiもBluetoothも最初から動く
G4 GUIパッケージマネージャーのpamacが使える。このpamacは、AUR(Arch User Repository)にもアクセスできる。Arch Linuxは、pamacは、最初からはなくて、yaortなどで、installしないといけない。

ダメなところ
B1 GRUBブートローダーのインストールが賢くない
B2 インストーラーのパーティショナーは、MBR形式のPTしか使えないような気配が。
B3 lightdmが、以下のイメージのようにヘビーにカスタマイズされていて、ロケール選択メニューが、login画面で出せない。




B1について。今の状況では、MBRパーティション、GPTのBIOS boot,GPTのEFI bootの3種類のboot方式がある。うちのT400は、EFIに対応していないので、EFI bootはできない。だが、HDDには、HDDごと新環境に持っていけるように、EFIパーティションも、BIOS bootパーティションも設置してあったが、これだと、ちゃんとBIOS bootパーティションにgrub installできるディストロは少ない。
自動でEFI installできるマシンも少ない、と思う。というのは、私は、HDD全体を、お任せ、という選択はしないので。Live systemが、EFI bootできている場合は、EFI bootのinstallするのかもしれないが。

B2について。GPTでは、プライマリーとかエクステンディッドというくべつはないが、なぜだか,パーティショナーは、そういう用語を、使っている。

B3は、ショーストッパーだった。login画面で、言語選択できるのは、必須条件だったから。Antergosのloginスクリーンは、イメージのようなもので、最初は、どうやって、loginするのかわからないような代物だが、設定ファイルをみたが言語選択メニューは、出せそうになかった。もちろん、このlightdmのgreeterのパッケージをはずして、もっとすなおな実装にすれば、言語メニューは出せるのであろうが、依存性の問題もあって、このラインを追求するのはやめた。

結論
 lightdmの言語選択メニューが出ないということで、Arch linuxとManjaroに負けることは、確定したので、落選。